2007年07月18日

減刑の基準

 ついに結論が、出たようですね。

参考 すべては、予定通り?


 良い意味でも、悪い意味でも、予想通りでしたけど…^^;


「死刑判決を受けた外国人医療関係者6人の刑を終身刑に減刑すると決定」
 
 たとえ、人の命を奪ったとはいえ、死刑は後味がいいものではないので、これはこれでよかったような気もします。

 
「リビアとブルガリアは犯罪者の引渡条約を締結しているため、減刑が決定したブルガリア人看護師5人と、ブルガリア国籍を取得したパレスチナ人医師1人の計6人は、ブルガリア国内で刑期を務める可能性もある」

 ブルガリアに連れて行かれた後、さらに減刑されることもあるんですかね?
 数年で仮釈放とか、恩赦とかの対象になるとか…??

 被害者およびその家族の気持ちを考えると、善悪の判断は簡単には下せないですけど、まずは被害者への補償(治療費その他)が最優先なので、仕方がないんでしょう…。
 

 ブルガリアのイバイロ・カルフィン(Ivailo Kalfin)外相
「正しい方向に進んだ」

 何がどう正しいのかはわかりませんが、彼にとってはリビア人の子供438人とその家族より、同国人の看護師たちの命のほうが重要なのは間違いないようです。


 今回は、間にEUなどが入ったせいで、金銭的な補償合意がまとまりましたが、結局のところ「被害者の頬を札束で叩いて、話をまとめた」ということなんでしょうか?

 治療するにしても何にしても、お金がかかるのは間違いのないことなので、ある程度の妥協の必要はあるのかもしれません。


 ただ、もし看護師たちがEU圏の人間じゃなかったら、死刑が行われていたということなんですよね。

 べつに、被告たちが改心したとかではなく(「一貫して無罪を主張」)、加害者が被害者に対して何かをするわけでもなく、EUが補償をするだけですよね。


 善悪は、お金で決まるんでしょうか?^^;

 (刑法上でも)絶対の善悪の基準なんてないのかもしれませんね。


 貧富の差が、罪の大小を決めることもあるということを改めて認識しました^^;
posted by コーダイ at 13:51| Comment(4) | TrackBack(0) | リビア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 日刊ベリタ経由で参りました。

 この一件ですが、リビア側が国内世論対策に見せしめ的にでっち上げた事件という可能性が否定できないと思っています。
 この医療関係者が着任する以前の時点で感染していたケースが多いことを示唆する鑑定結果、その証拠採用を理由なく却下したと見られること、等々、疑惑が多くあります。かなり以前から、科学者の間では国際的に非難の声が上がっていたものです。
 証拠が不十分(故意かどうかだけでなく過失があったかどうかも)である以上、無罪にされるべきだと思いますが、ここまで来た後では、資金協力と、終身刑への減刑(ということにしてその終身刑もEUで服役させることにしてうやむやにして釈放)、というのが、見せしめ的に外国人スタッフの責任にしたい(それ以前の医療水準の低さやリビア人の医療スタッフの責任はごまかしたい)リビア政府と、EU側・医療スタッフ当事者、どちらもこれ以上傷つかない決着かも知れません。
Posted by みさき at 2007年07月21日 22:31
すみません、投稿時のミスで重複したようです。
片方削除お願いします。
Posted by みさき at 2007年07月21日 22:38
>みさきさん
 重複していたコメントを1つ削除いたしました。

 貴重な情報有難うございます。
 そういう面もあったんですね。
 知りませんでした^^;
 
 今、移動中なので簡単なコメントで失礼いたします。
 落ち着いたら再度コメントをしたいと思っています。

 また、何かありましたらお願いいたします^^
Posted by コーダイ at 2007年07月22日 19:10
>みさきさん
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200612261428412
の記事でよろしいでしょうか?

 興味深く読ませていただきました。
 なかなか、鋭い観察をしている記事ですね(反リビア的な思想の持ち主であることは間違いないと思いますが…)。


 この事件、私には、まだよくわかりません。

 とりあえず、私はリビアよりの見方をしてみたのですが、EUに属する科学者から見るとまた違う結論が出てくるようですね。

 拷問が本当に行われていたんでしょうか!?
 行われていたとすれば、絶対無罪にするべきですね。


 まず、最初にリビア対EU(西側諸国)という図式が出来上がってしまっていることが判断を難しくしている原因のひとつと考えます。
 
 EU側が自分たちに都合の良いことを言うのは当然です(もちろん、リビア側も…)。
 アメリカも、西側諸国なので中立性には疑問が残ります。

 西側諸国に属さない(リビアが反欧米主義を採っているイスラム国家であることを敵視しない)、イスラム国でもない第三者が調査、判断しない限り、本当のところはわからないのではないのかなと思ったりもします。
 西側諸国に医療技術力が集中してるので、難しいでしょうが…^^;


 私は特にイスラム寄りとか、リビア好きな人間というわけではないので、無理にリビアをかばうようなことは言いません。

 西側諸国が言っていることがすべて正しい可能性も大です。

 
 とりあえず、私の判断は保留しておきます。


 今回は、表に出てくる情報は、情報を流した人間が得をする様に取捨選択された(あるいはベクトルがかかった)情報なんだということを改めて、認識しました。

 政治的な問題が絡むと、(倫理的な)善悪の問題でさえ複雑化するんですね^^;

 本文の中で
「もし看護師たちがEU圏の人間じゃなかったら、死刑が行われていた」
と書きましたが、もしかすると
「もし看護師たちがEU圏の人間じゃなかったら、最初から死刑判決が出なかった」
ということもありえたんですよね(現にリビア人スタッフは過失扱い)。


 また何か、私の気づかない見方などがありましたら、ご指導のほどよろしくお願いします^^  
Posted by コーダイ at 2007年07月24日 18:05
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