2007年06月17日

すべては人為的なもの



 物事には、なんでも理由をつけようと思えばつけられると思います。

「ダルフールの紛争は、気候変動をそのひとつの要因とする生態学的危機がきっかけとなって始まった」

 生態学的ものであるとするならば、それは不可避という意味でしょうか?


「これはサハラ以南の乾燥化の原因の1つが人的要因による地球温暖化であることを示唆している」

「ダルフールでの紛争が乾季に発生したことは決して偶然ではない」

 偶然でなければ必然。

 起こるべきして起こった紛争。
 死ぬべきして死んだ兵士たち。
 難民になるべくしてなった難民たち。
 不幸になるために生まれてきた子供たち。

 ここで思考停止してしまいかねない結論ですね^^;

 
「ダルフールの土地がまだ豊かだったころ、農業に従事する現地の黒人らは、アラブ系の遊牧民を歓迎し、水を共有していたが、干ばつが深刻化すると農地の周りに柵をめぐらせて放牧を防ぐ」

「有史以来初めて、食べ物と水が全住民に回らなくなったことで、紛争が始まった」

 理由がわかったところで、何の解決にもならないと思うのは私だけですか?


 
「国連の平和維持軍により紛争が停止し、200万人以上の避難民が村に戻って家を立て直すことができるようになることに期待」

 期待するだけで実現するなら誰も苦労はしません。


「肥えた土地が足りないという本質的問題はどうしたらよいだろう」

 ここが問題なんですよね。

 これを解決しないことには、

「根本的なダルフール問題の解決策は、持続する経済発展」
 
 などと言ってみても机上の空論です!


具体的には、
「新技術を活用した遺伝子組み換え作物の栽培やかんがいを進める一方、医療教育や衛生状態の向上に取り組むことが重要」

 なんてことを言っていますが、「遺伝子組み換え作物の栽培」は本当にスーダンのためになるのですか?
 結局、世界的穀物メーカーの手のひらで踊らされるなんてことにならなければいいのですが…(多くの遺伝子組み換え作物は一世代限りで、半永久的に穀物メーカーから種を買い続けなければいけない)。


 後半部分の「医療、教育や衛生状態の向上に取り組むことが重要」。
 
 これは私も同感です。
 
 

 これからのアフリカは教育しだいで良くも悪くも変化するでしょう。
posted by コーダイ at 17:23| Comment(0) | TrackBack(1) | スーダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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